・99/10/30-31 九州グランプリ


・無謀な青使い

 今回の旅で持っていったデッキは2つ。UBCの一大勢力、緑ストンピー。これは元々緑使いの自分が使いやすいであろうという選択。なお、小森さんもほとんど同じ構成のデッキ。
 そしてもう一つは青茶単。これもUBCでは流行のタイプであるので、前日に松山の野村ドラエモンからTELで教えてもらって、練習用にと持ち込んでいたのである。

 10/30の朝、博多駅の地下街で朝食をとる二人。ごそごそと二人はデッキを取り出し、サイドボードの検討や、スリーブに入れ替えを行う。で、開場まで時間もあることだし、練習をすることに。
 小森さんが緑単色に慣れていないので(彼は本来黒使い)、自分がメタ用の練習デッキである青茶単でお相手。小森さんが不慣れなこともあるけど、圧倒的に青茶単が強かったりする。何度やっても青茶単が勝ってしまう
 この時、夢のお告げがあった事を思い出す。夢の中で誰かが自分にささやく。「青茶単を使え」と。そこで目が覚めた自分は「青茶単かぁ・・・」と漠然と思っていたのであるが、この練習で腹を決めて青茶単で出場することを決意。いそいそと新品のスリーブを緑ストンピーから青茶単に着せ替える自分がいたのです。

 さて、会場に着くと徳島の播野(以後ハリー)、愛媛の面々などのなじみ深いいつものメンツがいたりする。お互いに使うデッキの情報交換をする中、「オレは青茶単を使うよ」と宣言すると、廻りから「無謀だ」「馬鹿だ」「使えもしないのに」と言われたい放題そんな喧噪の中いそいそとデッキリストを青茶単で提出するのでした。

・1回戦 BYE

 で、本戦が始まるわけですが、自分は幸いにもDCIポイントが1725点以上あったのでBYE1。2回戦からのスタート。というわけで暇。そこに歩くは高知にもなじみが深いチームMuneoの有田さん。お願いして練習に付き合ってもらうことに。
 ほとんど初めて使う青茶単に翻弄される自分。あまりにヘボいプレイに廻りのギャラリーから「違うやろ!」「なんでやねん!」という罵倒が飛び交い、よりプレイがヘボくなるオレ。デッキを使うというよりもデッキに使われているぞ、オレ。

・2回戦 西野さん 白青パーミッション

 いきなり最初からAdeptのLife記録用紙を使っている人に当たるオレ。聞けば世界選手権のサブイベントのチームリミテッド戦で、先の有田さんとチームを組んで優勝をしたチームのんべの一員である西野さんが相手。
 彼のデッキは白青のパーミッションで、Phyrexian Processor / ファイレクシアの処理装置(US)から産み出すトークンクリーチャーで殴るデッキの模様。が、1本目は一気にカタを付けようとPhyrexian Processorで10Lifeを払ってトークンを出したものの、それをTreachery / 不実(UD)して耐えて、その間にFaerie Conclave / フェアリーの集会場(UD)などで殴って勝利。
 2本目は序盤でパリンクロンが出現して、そのまま撲殺して勝利したのでした。

・3回戦 山田努さん 緑黒クリーチャーコントロール

 またもや相手がAdeptのLife記録用紙を使っていたりする。名前が山田さん。・・・今度はキャップが相手ですか?チームMuneo2連戦というマッチメイクに会田コンピュータを恨んだとか恨まないとか。
 1本目は壮絶なクリーチャー除去の荒らしの前にこっちのデッキのエースであるMorphling / 変異種(US)が叩き落とされ万事休す。しかし、2本目は山田さんが大事故、3本目は3ターン目にMorphlingが登場して速攻でドツキ倒して、幸運だけで山田さんを撃破!

・4回戦 田中さん ラッキースライ

 やっと九州の人と当たる。彼のデッキはラッキースライ。が、2本とも1ターン目にGoblin Lackey / ゴブリンの従僕(US)が出てこないスローな展開だったので、楽に凌いで勝利。

・5回戦 佐野さん 青茶単

 Byeも含めて4連勝なのでこの辺から強豪と当たるはず。と思っていたら当たりましたよ奥様。東京の佐野さんが相手。おまけに同キャラ対決。Playingが全てを握ると言って良いでしょう。
 1本目、序盤に徹底的にマナアーティファクトをAnnul / 無効(US)されてマナアドバンテージを得ることが出来ずに窮地に。そのうち先にパリンクロン、変異種、マスティコアを展開されるが、こちらも負けじとパリンクロン2体、変異種を展開。怪獣大決戦の様相
 事態が変わったのは、お互いの不実でマスティコアとパリンクロンを交換した格好になってから。マスティコアを持っている自分が有利となり、佐野さんは投了を選択。おぉ、逆転勝ち!?
 が、2本目以降は全く手も足も出ずに大惨敗。一瞬だけ夢を見てしまいました。(^^;)

・6回戦 本多さん りす対立

 みやけんと一緒に参加の千葉の方がお相手。先の5回戦の熱戦で頭がぼぉっとしていた自分は何と無くのPlayが多く、かなりミスをしたはずなのですが、それでも勝ってしまう今日の引きは凄いって事でしょうか?なんとなく勝利。(^^;)

・7回戦 木村さん 緑赤ステロイド

 この時点で5-1の15点。OppMW%も64%程度あったので32位の好位置。7回戦はIDすれば当確、負けても上位64名に入る可能性が高いと他の人からも言われ、ちょっと安心感。
 さて、7回戦の相手に「IDします?どちらでもいいですが」と持ち掛けると、「せっかくですからやりましょう」との答え。2日目の成績もこの初日の成績を持ち越しとの事ですので、どのみち勝っておかないと明日が苦しいわけで、積極的にIDを持ち掛ける事よりも戦った方がマシと思っていたので、そのまま対戦開始。
 ・・・って、気がつくと死んでいるんですけど。序盤にいいように緑の軽量クリーチャーに叩かれ、終盤に赤の火力で詰められるという緑赤ステロの王道パターンで2本とも連取されてばたんきゅー。
 で、戦いが終わった後にちょっとしたドラマが。スコアカードをジャッジに提出したときに木村さんがジャッジに「明日は来る事できないのでここで棄権したいのですが」と申し出。・・・・うううう、知っていればもっと一生懸命IDをお願いしていたのにぃ。(笑)

・初日終わって

 最後で冷やっとしたものの、最初の貯金が効いてOppMW%もそれほど低下せずに60位ながら初日を突破。他の高知県勢も田尻さん、山崎倫太郎くんが突破、他の四国勢に目を移すと徳島のハリーが緑ストンピーで6-1で突破。残念ながら愛媛勢は脇坂くんが健闘したもののOppmw%の関係で一歩及ばずに全員全滅とのこと。
 特に野村ドラえもんは自分が教えたデッキで私が抜けた事に「納得いかーん!」「何であんなPlayingで抜ける!」とマジ切れ。(笑)
 その後、ホテルにチェックインした後、みやけんさん達と合流。居酒屋でどんちゃん騒ぎして初日の緊張を癒すのでした。

・8回戦 松山さん 騙まし討ち

 2日目は9時試合開始という事で、いそいそと8時半に会場入り。おぉ、GP本戦用の柵を作ってあって、自分らはこの柵の中に入る事が許される選ばれたデュエリストなんだ・・・とちょっと感動。
 さて、この日の初戦のお相手はチームジョンの松山さん。和やかな雰囲気の中、デュエルが始まる。
 いきなり、松山さんがGamble / ギャンブル。カードは6枚。自分が選んだカードを開くとSneak Attack / 騙し討ち。大当たり。次のターンもまたまたGamble。カードは5枚。落ちたカードはまたまたSneak Attack。2回合わせて1/30の確率を引き当てて一気に有利な状況に
 こちらがパリンクロンを2体出現させると、相手は負けじとCovetous Dragon / 欲深きドラゴンを召喚。手札にTreachery / 不実があったのでカウンターせずに通し。が、次ターンにTreacheryをしたところ、土地が起きるにレスポンスしてBrand / 刻印を撃たれて、哀れドラゴンはそのまま彼のコントロール下に。
 そのまましばらく睨み合っていたものの、ドラゴンを2発目のTreacheryで今度こそ頂いてそのまま殴り勝ち。
 さて、2本目。彼が序盤にScald / 湯焼を2連打させて1枚を通して彼が有利に。その後Sneak Attackまで通るものの、弾が無い様子。ここで彼はまたまたGamble。で、落ちたカードはPhyrexian Colossus / ファイレクシアの巨像。諦めずに彼は再びGamble。今度落ちたカードはWeatherseed Treefolk / ウェザーシード・ツリーフォーク。鬼のようなギャンブル運だけで凌いできたものの、Scaldのダメージは大きく、結局松山さんのGhitu Encampment / ギトゥの宿営地に殴り殺される事に。
 3本目始まる時点で残り10分のアナウンス。10分あれば終わることもありますよねと、スタート。自分の手札を見てちょっと考えてしまう。Rewind / 巻き直しはあるけど、1マナカウンターのAnnul / 無効がない。4マナ溜まるまで安心できない手札。アーティファクトマナもあるので、島1枚立てて「オレはAnnul持っているぜ!」というブラフをかけるしかない・・と判断してそのまま続行。
 が、あっさりブラフを見破られて、Sneak AttackからSerra Avatar / セラのアバターが飛び出す。「そのアバター強そうですね。いくつですか?」と聞くしかなかったのでした。
「ギャンブルに勝って、試合に負けた!」

・9回戦 藤田さん 緑赤騙し討ち

 1本目、非常にスピーディなデュエルでちょっと戸惑ているうちに、気がつけば、Sneak Attack>Academy Rector / アカデミーの学長>Greater Good / よりよい品物まで繋がれ、万事休す。「ピッチャー第1球!第2球!第3球!」でばたんきゅう。
 で、ここで初めて相手がチームMuneoのローリーさんということに気がつくオレ。(^^;)雑誌に掲載されている写真のほとんどは歌舞いた格好しかしていないから全然気がつきませんでした。(^^;)
 2本目のサイドボード中に「Treacheryがごみくず同然!」と余計なことを口走って、これで負けが確定したようなもの。藤田さんはそれを見越してサイドボードをして、緑赤ビッククリーチャーデッキの様な構成にチェンジ。こちらがせっかく投入したDouse / 消火も緑のクリーチャーには全く無意味で、あっさり撲殺。
 なお、藤田さんは雑誌などでの印象とは全然違う、物静かないい人でした。はい。

・10回戦 田尻さん 赤スライ

 一緒に2日目に進んだ田尻さんもズタボロ状態で遂に高知県同士で最下位を争うことに。さて、1本目。かなりいい加減なプレイをするも、さくっと勝つ。2本目、田尻大事故。消火を張って封殺出来たはずも、Impending Disaster / 差し迫った災難を通してしまい、土地が全て吹っ飛ぶ。が、既にパリンクロンが飛んでいるので、大勢に影響はなくそのままドツいて勝ち。

・11回戦 窪内さん リス対立

 どうやっても勝てる気がしない。気力なし。おまけに対青単用にチューンされている模様で、相手の誤算が大活躍。マナアドバンテージを得られてしまって、ぼろ負け。

・12回戦 堀さん 補充デッキ

 今回の九州GPで初めて当たった地元の人。1本目、マスティを速攻で出して常に1枚補充を抱えた状態で撲殺モード。相手も懸命にAttunement / 調律を繰り返し、墓地は十二分に潤うものの、補充を引かずにそのまま頓死。
 2本目、軽快なリフレインを張られて大ピンチ。やけくそで変異種を速攻で召喚して撲殺モード。ちなみに1枚も手札にカウンターが無い状態。が、相手の引きが極限まで寒く、一度も補充を撃たれる事無く撲殺。

・13回戦 Elisabeth Kurtzさん 緑赤ステロ

 公式戦で外人の方と初デュエル!言葉どうしよう・・と思っていたら、「ワタシ、ニホンゴワカリマス。」助かった。(笑)ドイツから来た女性の方で、仙台にしばらく住んでいたそうです。
 さて、1本目、気がついたら死んでいました。(おい)2本目、彼女が壮絶な土地事故をしてくれたので勝ちました。
 勝負のかかった3本目、あっさりScaldを通してしまい、万事休す。青茶単の弱点は実は緑赤ステロ!?と今更ながらに気付くオレ。結局、高知名物の「芸人モード」全開で海外交流を深めながら死んでいった自分でした。

・戦い終わって日は暮れて

 最終順位49位。これだけ見ると健闘したと言えるのですが、2日目の戦いは自分の実力の無さを今更ながらに実感したトーナメントでした。ちょっと強い人に当たるとまるで勝てないし、一番悔しいのは自分が得意としている緑赤ステロに2回も負けたこと。
 なお、番外編の対戦として千葉のみやけんさんとのデュエルがありますが、これは99/11のトピックスでご覧下さい。

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