★ 第2回MTG丸亀式大会(97/04/02)
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先日の 4/6 、香川県丸亀市で行われた「第2回MTG丸亀式大会」が行われ、高知からも 8 名のメンバーが参加してきました。私もその1人。今回の出場デッキは前回の松山大会出場デッキとほとんど同じアーナム・バーンで、リストは以下の通り。 ★ M:TG香川県新春丸亀大会 出場デッキ ・土地 24枚 かなりマナ消費量が高コスト側に振ったデッキですので、土地破壊デッキへの耐性は無きに等しいし、相変わらず空中クリーチャーへの対策は少ないし。多くの不安を抱えながらの大会突入です。 ★ 白ウィニーとAnvil of Bogardan(VI)の恐怖 今回の大会は64人参加のスイスドロー 5回戦。5回戦の結果、上位3人が決定しない場合はプレイオフが行われます。 が、彼もWrath of Godを撃ち込み一気に場を一掃します。そして彼の新兵器、Anvil of Bogardan(VI)
が飛び出します。これは両プレイヤーともにドローフェーズに2枚ドローして手札に入れて、その手札の中から1枚捨てるというモノ。手の展開がいきなり速くなりますが、少量しか入っていないキーカードを多く持っているプレイヤーを苦しめるカードです。彼のデッキは1種類のカードを4枚ずつ仕込んでいるタイプなのでさほど苦にしていない模様。 白のサイドボードの必須のCoP対策にTranquilityを追加して2本目のスタートです。って・・・あっと言う間にWhite Knightを並べられてそれを除去できずに撲殺されてお終い。(笑)ウィニーの恐ろしさを実感。 1対1になっての3本目。早々に彼はKjeldoran Outpost(AL) を出してトークンを並べていきます。こちらもJolrael's
Centaur(MI) の突撃でそのトークンを除去しながら時が流れていきます。そしてマナが溜まって今回の新兵器Desert
Twisterが炸裂。哀れOutpostは竜巻に飲まれてさようなら。(笑) 対戦が終わって彼のデッキを見せて貰ったのですが、あれほど恐れていたArmageddonはメインの中ではなくサイドに入っていました。1本目にあれが入っていれば確実に自分は負けていたでしょう。 ★ ヘビークリーチャーの黄昏 幸先よく1勝をGETしましたが本番はこれから。次の相手も松山から参加の方です。彼のデッキの内容はこちらに良く似ているタイプのアーナム・バーンタイプでできれば対戦したくないタイプですね。 1本目の展開は両陣営ともほぼ理想的な展開となって、序盤から両陣営にヘビークリーチャーが並ぶ展開。ですので両方がマナをフルタップしながらの場面が多発します。このチャンスを逃すわけが無く、相手のマナがないときにYavimaya
Ants(AL)を突撃させて、彼もたまらずにアーナムを犠牲にしてまでYavimaya Ants(AL) をブロックして相撃ちします。 さて 2 本目はサイドボードの使いようがないねぇとお互いに苦笑しながらスタート。展開は先と同じ状態になります。ここで活躍したのがやはり
Desert Twister 。 クリーチャー除去を赤系の呪文に頼っているタイプでは、タフネス 4以上のクリーチャーを除去するのが非常に難しくなります。前回の松山大会でそれを痛感していた自分はヘビークリーチャー戦でも使いモノになるDesert Twister を入れたのですが、そのカードが遺憾なく発揮された試合でした。 ★ 時よ止まるな! 連勝をして勢いに乗ったところですが、これからは「強い相手」との対戦は必至となります。この辺から自分のデッキの真のポテンシャルが試されるところです。 彼は香川でも有名なターボスティシス使いとのことで、こちらも先ほどの余裕も吹っ飛んで速攻で殴る蹴るの暴行を加えなければならなくなりました。(笑) しかし、自分にとって幸運だったのはこれと全く同じタイプのデッキに前回の松山大会でも当たっていて、対策を学習していたことです。松山の時と同じく
Tranquility、Sirocco(MI)、Red Elemental Blast をメインに入れて焼殺系を一気に抜きます。クリーチャーをひたすら並べてロックの前に殴り勝つ戦法です。 3 戦目もこちらのクリーチャーを彼がカウンターしながら進んでいきます。そして Kismet と Chronatog(VI) が並んで完全ロック寸前まで詰められますが、カウンターの玉切れを確信して、 Chronatog(VI) を RedElemental Blast で除去してロック寸前状態から脱出。一気にクリーチャーを並べて撲殺体制完了。一気に逆転勝ちをしました。 結果的に 2 勝 1 敗と勝ったものの、ターボステイシスとの対戦で神経を消耗しきってしまい、気づかぬ内に集中力の低下が始まっていたのです。これが最後にはどのような悲劇を(喜劇?)巻き起こすかはまだだれも知らない。(笑) 公式戦で3連勝!初めての快進撃に少々興奮気味。(笑)3 連勝と言うことはベスト8に居ると言うことですのでこれから対戦する人は全てトップクラスの人ばかり。どんな激戦が待ちかまえているのか? ★ ハリー登場 案の定、次の対戦者はレベルの高い香川の大会の中でも上位入賞常連者、徳島の播野さん。デッキの内容は見事に黒。黒単色です。ヴィジョン登場後、黒の戦力が大幅に増強されていますので黒系統が上位に残って来るであろうとは予想はしていました。 しかし、黒相手の戦いの場合は本当の戦いはサイドボーディング以降の戦いが本当の戦いです。こちらの主力は緑系ですのでそれを打ち破るDystopia(AL)、Deathgripが先に展開されると非常に苦しくなります。 彼のデッキも速攻タイプですので 2 戦目は迷うことなく先行を取ります。そしてウィニーの瞬発力を最大限に生かして初手から大技を炸裂させます。 「沼をセット、Dark Ritual、Dark Ritual、Black Knight、FallenAskari(VI)!」 1 点マナバーンを食らいながらも、初手から 2 体クリーチャーを並べて一気に攻めるたてる体制を作ります。そしてエンド宣言。しかし、自分はなかなか自分のターンに入ろうとしません。彼はせかすように「エンドですけど」と催促します。自分も意を決して宣言しました。 「Incinerate(MI) を手札から捨ててPyrokinesis(AL) !」 2 点づつダメージを振り割って敵のクリーチャーを一気に除去します。この局面で彼はいきなり 4 枚のカードを無駄にしてしまったことになりますので、残り手札はたったの
2 枚。 しかし、自分が City of Solitude(VI) を引いてから状況は一変します。これさえ場に出してしまえば 自軍の Mishra's Factory は安心してクリーチャー化し、嬉々として敵陣営に殴りに行くことが出来るのです。 たとえ相手がクリーチャー除去カードを持っていたとしても、City of Solitude(VI) のお陰で相手はそのカードを使うことは出来ませんし、相手のターンになってしまえばこちらの Mishra's Factory は既にただの土地に戻っていたからクリーチャー除去カードは使えない状況となります。 結局これが決め手となって単発的に出てくる敵クリーチャーを火力で処分しながら、Mishra's Factory 3
体で殴って相手の息の根を止めました。 ですが、この辺からプレイングが怪しくなってきていまして、Bad Moon が出ているのに、Black Knight を除去しようと 2 点の Earthquake を撃って除去できなかった等々勝ったから良いようなものの怪しいプレイを行うようになって今後の戦いへの不安が募ります。 ★ ミスは身を助ける(笑) 怪しいプレイミスをしながらも不思議にも勝ってきたのですが、遂にスイスドロー5回戦の最終戦。最後の相手はまたまた黒。(^^;) まずは黒ウィニーの特性を活かして相手のクリーチャーが続々沸いて出てきます。それに対抗してまずは Wall of Roots(MI)
で地上クリーチャーの進行をくい止め、マナの豊潤になったところで挨拶代わりのYavimaya Ants(AL) で突撃します。が、これは即座に
Contagion(AL) の餌食で即死。 さて 2 戦目。こちらのサイドボーディングは先の 4 戦と同じ構成とします。ですので先ほど大活躍したErhnam
Djinn(CH) を抜いてしまいます。 いい加減単調なゲーム展開に飽きてきたこと遂に彼は意を決して動きます。彼はVampiric Tutor(VI) を宣言しました。しかし、「ぼぉ」としていた自分はそれを見落としてしまいカウンターは不発。彼は執拗に良いんですか?と聞いてきたのですが、そのまま通し。彼は半分泣きながら自分の山から何かを引こうとしています。 その後、数ターン後には結局 Dystopia(AL) を許すのですが、即座にTranquilityでそれを排除。すかさず Yavimaya Ants(AL) で殴りかかり、最後は City of Solitude(VI) で安全を期してから Earthquake でとどめを刺しました。彼の土地の中には City of Brass(CH) が含まれていたので、まさかの Honorable Passage(VI)を恐れたから。 気がつくと怒濤の 5 連勝を達成してしまいました。しかし、同じく 5連勝をして尚かつ負け数も全く同じという方がおられたので少しの休憩の後プレイオフを迎えることとなりました。 ★ あっけない幕切れ 既に本戦が終了し、試合を行うのはこの決勝戦1つだけ。当然の事ながら注目度は高く、多くのギャラリーが集まってきます。中には自分が破ってきたプレイヤーも居ます。目を合わすと「がんばってくださいね」と励ましの言葉。ここに来て一気にプレッシャーを感じはじめて、カードをシャッフルする手にも力が入ります。 息詰まる雰囲気の中、試合が始まりました。相手のデッキはまたもや黒ウィニーです。「またかよぉ」と泣きそうな顔の自分をよそに彼は淡々とクリーチャーを召還していきます。まだこの辺では余裕がありました。 しかし、相手もほとんどどうせ Jolrael's Centaur(MI) を止めることが出来るクリーチャーは Tar
Pit Warrior(VI) しかいないとばかり、ブロッカーはいらないと次々殴りにかかってきていますのでノーガード状態。ですのでこちらのJolrael'sCentaur(MI)
も次々通っていきます。 「あ、駄目だよぉ、人の借りモンそんなにしちゃぁ」 という自分の泣き言が緊迫した状況の中ギャラリーの笑いと取ります。残りライフは両軍とも少ししかない状況ですので、殴り続けることを止めるわけにはいかず、生き残ったJolrael's Centaur(MI)×2 とMishra's Factory で殴りにかかってブロックされなかった 1 体が 2 点ダメージを与えてます。しかし、マナを絞られたなかでの数の暴力には到底抵抗できず結局 1 ターン差でこちらの体力がつきてしまったのでした。 ですが、試合後に先の全力の Jolrael's Centaur(MI)×2 と Mishra'sFactory での攻撃で彼がライフカウンターからダメージを引いていない事がギャラリーから指摘で発覚。 気を取り直して二本目のスタート。サイドボードは先と同じなのですが、アーティファクト対策として Primitive
Justice(AL) も入れます。こちらとしては WinterOrb が出る前に大型クリーチャーを如何にして呼ぶか?が焦点となります。また黒ウィニーのいつものように高速で展開していきます。こちらも負けじと
Jolrael'sCentaur(MI)、そして、Antsを繰り出して大ダメージを狙います。 ところが、この Pyrokinesis(AL) で0点を振り分けることが出来るのか?という事となると実は出来ないことが発覚。結局 1-1 になったものの実は両方の勝利も「怪しいプレイ」で得た勝利ということになります。 さて、泣いても笑ってもこれが最後の勝負。「怪しいプレイ」で両軍とも勝利を得ていますが、それはお互いさまで五分と五分。ファイナルバトルの開始です。 大ぼけのトドメは軽量火力呪文がこないことから次は必ず引けると逆に信じて、Kaervek's Torch(MI) を全開で相手の本体に打ち込む自殺行為を行ってしまいます。 この三本目で慰めといえば、相手の Hypnotic Specter を DesertTwister で吹き飛ばしたプレイでギャラリーから大きなどよめきとウケを取ったことですね。このカードは皆さん使わないカードということもあって、より大きな衝撃を受けたようです。(笑) なお、彼のデッキはそれまで当たった黒ウィニーと違って「徹底したウィニー」「ウィニー優位の環境整備」という点が素晴らしいと感じました。Mishra's
Factoryを含めれば 28 体のクリーチャーと、ネクロ系のAnimate Dead、Necromancy(VI)が各4枚づつ。Winter
Orb で締め上げた環境の中で、都合 36 体のクリーチャーが攻めてくるのですから、除去しきれるものではありません。 ★ 戦い終わって日は暮れて 多くのウケと笑撃を残して、本人の予想を超える活躍をした丸亀大会も無事終了し、最後の自爆があったとは言え十分すぎるほどの満足度を得て高知への帰路に就きました。 今回の感想はとにかく「黒」の活躍がめざましく、TOP 10 のデッキのうち半分が黒絡みのデッキでした。また、焼殺デッキも
Fireblast が猛威を振るい第3位に食い込んできています。このカードが有れば 1 ターン中に 10点以上のダメージを与えることもザラですから。 5 月からは遂に 5th 対応に変更となって、流行のデッキも大きく様変わりすることが予想されます。ですので、今回の戦いが「まぐれ」と言われないようにこれまで以上に研究を重ねていくことが自分には要求されそうです。(笑) 最後に、自分のデッキのチューニングにお付き合いしていて頂いた廻りの仲間に感謝いたします。 では、またどこかのコンベンションでお会いすることを夢見ながら。 |